お知らせ
2021.03.02
終活フェス2020開催!ご視聴ありがとうございました
新型コロナ感染症の拡大により開催を延期していましたが、2月28日(日)に無観客で人生の最終段階における医療とケアを考えるイベント「済生会フェア・終活フェス2020」をYou Tubeによるオンラインライブ配信をしました。
神栖市 石田 進 市長よりご挨拶いただきました
神栖済生会病院 院長 中村慶春
終活フェスでは、清真学園の生徒さんによる「人生の最後」をテーマにした演劇、肉親の終末段階における治療に対する家族の苦悩を、あらかじめ家族内の話し合い=人生会議を行わなかった場合と人生会議を行った場合の違いを、事前に録画した映像で配信しました。
また、神栖市 長照寺 吉本栄昶住職による「人生の最終段階における心構え」、安重洋介弁護士による「人生の最終段階における法律の話」をご講演いただきました。
神栖市 長照寺 吉本 栄昶 住職
安重 洋介 弁護士
「もしバナゲーム」は、自分の人生の最期に最も大切な事を考えるゲームで、あらかじめ余命半年と宣言されたときの行動や考え方が記入してある5枚のカードが配布され、さらに用意された別の内容のカードと交換する、というルールです。参加者が順番に、「どうして、交換するのか」を説明しながら、カードを入れ替えて最終的に自分の人生最期に一番大切だと思うことを選び抜きます。今回の参加者はご講演いただいた吉本住職、安重弁護士、細井医師、木庭社会福祉士の4名で、それぞれ違う立場や職業、普段大切にしていることなどを踏まえて選び抜いていました。
自分にとって人生最期に一番大事なものを考える
「もしバナ」カード
他の人が手放したことが自分にとって一番大事なこともあります。
手元にあるカードとまわってきたカードを比べて大切なものを手元に残していきます。
手元に残したカードから最後に人生最期に一番大事だと思うことを選びます。
佐藤 瑠美 医師
髙橋 弘樹 医師
細井 崇弘 医師
防災アリーナの音楽ホールで配信しました。
最後に、当院総合診療医の細井崇弘医師より、もしもの時に関する大切な話し合い「人生会議」についてわかりやすく説明していただき、話すきっかけづくりや話し合う人達が大切にするべきことを教えていただきました。
盛りだくさんの内容とさらに視聴していただいている方からのご質問に答えながら、初めてのオンラインでの開催を行うことができました。長い時間ご視聴いただき、誠にありがとうございました。
ご視聴いただいた皆さまが「人生会議」について考えるきっかけとなれば幸いです。