栄養科

 当院の栄養科は、診療部門に位置しコメディカルとして他部門と協力しながら活動しています。食事療法を的確に行うため病態栄養学に則した治療食を提供すると同時に、現在、年間500件以上の栄養指導を行っています。また、病状が思わしくない方や化学療法による食欲低下及び嚥下障害などで食事が摂れない方には、状態に応じた食事を調整し、それを食べていただくことで治癒力を高め、早期回復へと繋げることを目指しています。

主な業務内容

給食管理

  病院給食は入院中の患者さんの栄養状態の維持、治療の一部です。退院後の食習慣見直しの参考にしていただけるよう、栄養バランスや味付けに配慮しています。給食は、入院中の唯一の楽しみでもありますので、おいしいと感じていただけるようスタッフ一同頑張っているところです。

【行事食】暦の行事に合わせ、季節の旬の食材を用いた行事食を年6回行っています。

栄養管理

栄養指導
個人栄養指導  入院患者さんと外来患者さんを対象に、生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高血圧他)や嚥下調整食、低栄養予防食、食物アレルギーなどの栄養指導を行っています。実践可能な方法を提案させていただいています。

栄養評価

          

治療の一環として、患者さん個々に合わせた必要栄養量を計算し、摂取量を確認し栄養評価を行っています。入院されている患者さんには、栄養スクリーニングを行っています。多職種の医療スタッフと連携し、適正な栄養補給ができるように日々考えています。
褥瘡回診 医師、看護師、薬剤師とともに回診を行い、患者さまの状態にあわせた褥瘡治癒促進の計画を立案しています。管理栄養士は栄養評価にかかわっています。

栄養サポートチーム(NST)

 低栄養により治癒遅延が起こると予想される場合は、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士で構成される栄養サポートチーム(NST)が介入します。多職種の医療スタッフにてより有効な栄養を検討し、主治医に提案しています。

病棟栄養カンファレンス

治療による食欲不振などを含め患者さんに合わせたケアについて、看護師と情報交換しています。主に食べやすい形態など個々に適した食事提供がなされるよう話し合いを行っています。

その他

学会や研修会に参加し、栄養の知識や調理技術の向上に努め、栄養士会にも積極的に参加し、他施設の管理栄養士と情報交換を行っています。

スタッフ紹介

管理栄養士2名
給食業務委託:富士産業株式会社 10~15名

取得資格一覧

NST専門療法士 1名
静脈経腸栄養(TNT-D)管理栄養士 1名
人間ドック健診管理指導士 1名
肝炎コーディネーター 1名

患者さんへのお知らせ

栄養指導について

患者さんの生活スタイルに合わせた食事療法をご提案します。
お気軽にご相談ください。

月曜日~金曜日  9:00 ~ 16:00
土曜日  10:30 ~ 12:00
所要時間  30分~1時間

完全予約制

 

<相談内容>

糖尿病、肥満症、高血圧、腎臓病、心臓病、肝臓病、脂質異常症、胃腸疾患、消化管術後、食物アレルギー、小児肥満、がん、摂食・嚥下機能低下、低栄養 等 

医療連携について

 クリニック、診療所などからの紹介による栄養指導を行っています。御用の際は、当院医療連携室までお気軽にお問い合わせください。