自分のペースで出来る仕事を与えてくれたことが自信につながった
看護師を目指した明確な理由というのはなく、叔母が看護師だったことや、手に職を付けた方がいいと親に言われていたこと、テレビで活躍する姿を見て格好いいという漠然としたイメージが最初です。もちろん看護学校に入って、現実の厳しさを知ることになりました。
看護師の仕事は命を預かる責任の重い仕事です。少しのミスも許されません。看護学校を卒業した後に、総合病院に入職しましたが、ピリピリした感じに耐えられず、そこを退職。しばらく個人病院に勤めていました。2012年に神栖済生会病院に転職し、病棟に配属されましたが、慣れない仕事についていけず、一時は看護師を辞めて、他の仕事に就く決心もしていました。そんな気持ちを当時の師長に相談したところ、私のペースで仕事ができるように、検診センターに転属させてくれました。そこから少しずつスキルを身に付けて、現在は外来に勤務しています。
勤務した時間の分だけ実力がついていると感じます
当病院に勤務して7年が経過しましたが、この病院で過ごした時間の分だけ、スキルが身についている実感があります。最初の頃は心電図の付け方さえも分からず、右往左往していましたが、今は救急車で運ばれてくる、一刻を争う患者さんの処置を行っています。何をするにも誰かにお伺いを立てていた私が、今は後輩に指示や助言ができるようになったり、現在いる人員で何ができるかなど、予測して仕事ができるようになりました。「病棟の勤務が苦手なら、他の部署で頑張ってみましょう」というおおらかな配慮がなかったら、今の自分はなかったと感謝しています。中堅と呼ばれるようになりましたが、私よりもキャリアを積んだ先輩が多いので、まだまだ学ばせていただくつもりです。
「困ったときはお互い様」人の優しさを感じる職場です
現在の勤務は、一般外来と緊急外来の2交代で、夜勤は月に4~5回あります。仕事柄生活が不規則になるので、健康管理は大切です。私は丈夫な体にできているのか、あまり休むことはありません。もし自分の具合が悪くなったり、家族が病気になったとしても、無理に出勤する必要はありません。職場の中に「困ったときはお互い様」という意識が強いので、出勤者全員でカバーし合っています。私が7年勤務しているのも、そうした優しさや働きやすさが大きなポイントだと思います。
新生・神栖済生会病院で、新しいことにも積極的にチャレンジ!
最近は、DMAT(災害医療チーム)の研修を受けるなど、新しいことにもチャレンジしています。災害時に病院に依頼があればチームとして派遣されるため、組織力や統率力が必要となります。災害は発生してほしくないですが、医療従事者として地域に貢献できる存在でありたいと思います。まだ経験したことがない科目もありますので、積極的に学んでいきたいです。
病院の良い点に目を向けてくれる方と一緒に働きたいです!
ベテランの看護師からは学ぶことが多いですし、若い人が来ると明るい雰囲気になります。どんな人にも、それぞれの良さがあると思いますので、年代を問わずさまざまな方と働きたいです。「全部が素晴らしい」などと言うつもりはありませんが、良い部分もたくさんあると思います。そういった点に目を向けていただけると嬉しいですね。